トライアスロンIN徳之島レースレポ

[:W300]あまりの足裏の痛みに顔をしかめる僕。



夢のようなアツイ体験から、はや一週間。
再び日常に戻ったわけですが、今年も心に残った想いを記録します。

'06年から6年連続6回目の出場。
毎年、地元の小学生からレース前に応援の手紙が届くのだが、
初参加の時の子は、もう高校2年生。早いもんです。

前日に試走している時から、ボランティアだけでなく、
島ですれ違う小学生、中学生、おじいちゃん、おばあちゃん
から「頑張って!」と声をかけられるのが、毎年、嬉しく、
心にほろっときます。

日頃のせわしなさ、殺伐さから、心の奥に隠している
気持ちを思い起こしてくれます。

6回目ともなれば、雰囲気、コースに慣れてくるのか、以前の
ような緊張は感じなくなっていたので、情熱が失われたのかな?
と思っていたのですが、当日になると、程よい緊張感に包まれ、
「今年もやるぞっ!」と気合が入ります。

リレーで参加なので、スイム選手の応援で海岸へ。
今年は、波が高いようで1mを越えていたらしい。
流れも目で見えるので、自分のような平泳ぎスイマーは
大変でしょう。ソロで出るには、クロール習得しないとね。

号砲が鳴ってスイマーが、各々のペースでスタート!
応援モードからバイクモードに気持ちを切り替えて、トランジットへ。

去年、手紙をくれたT君とお母さんに再会!
声をかけてくれ、応援メッセージを頂く。
高まりすぎた緊張がほぐれて、気持ちが楽になります。


30分ほどすると、スイムトップが戻ってくる。
今年は大会初の女性選手がスイムトップで戻ってきたとのこと。
去年の総合4位、女子1位の選手なのだが、安定しています。

徐々に選手が戻ってきて、リレー選手が6〜8人ほど戻ってきたと
思っていた40分過ぎに、スイム選手がゴール。
去年より15分ほど縮めたそうで、驚異的な短縮です。
ちゃんと練習や大会に出てたもんな。

自分は、その頑張りを消さないようにベストを尽くす気持ちを確かめる。

ただ、今年は仕事が忙しく連日の深夜帰宅と梅雨のため、なんと
6月5日の壱岐サイクルフェスティバルから1度もバイクに乗れない、
ひどい練習不足になっていた。6月の走行距離195km!
まぁ、仕事での悩みもあって乗る気持ちになれない部分もあったのだが。

そんなわけで、例年は前半で時間を稼ぐべく30km地点まで、
かなり本気モードで走るのだが、今年は後半のダレを極力防ぐため、
重いギアでなく、軽いギアでケイデンスを維持することを心掛けた。
ペダルを踏む=太もも前側の筋肉ではなく、後ろ側(ハムストリングス)と
ふくらはぎでの引き脚を意識。

ちなみに20km地点の電機店前では、今年、お手紙をくれた子
とお母さんに声をかけて通過できたので、一瞬だが対面できて
嬉しく、走る気持ちが入りました。

パワーメーターのデータでは、ベストの'09年とほぼ同じタイム
で30km地点をクリアしたので、予定通りの走り。

中盤に入ると市街地を抜けるのだが、両側から応援して
もらえるので、こちらも手を振りながら笑顔で走る。
日頃、応援されるなんてことはないので、「頑張って!」と
言われるだけで、嬉しく、Happyな気持ちになります。

途中、ベスト電器の女性店員さんがホースで水をかけてくれ、
クールダウン。40km付近からやってくる登りに備えます。

高低チャートでは42km〜50km区間がキツく思えるのだが、
実際には55km付近の方がキツく感じます。
前半でも中盤でも、登りで蛇行する選手がいるほどの斜度が
出現するので、初参加の人には、とっても辛く感じるコースでしょう。
自分は、ここ2年ほどでペダリングの改善で苦手な登りが、少しは
速くなったので、以前は抜かされっぱなしだったのが、確実に抜く
方が多くなってました。

スタート前に目にした、元国体選手の先生を抜かしたのだが、
僕が同じリレー選手と分かると、悔しさに声をするのが聴こえまた。

何の種目かは分からないが、かなり引き締まった脂肪率数%と
思われる超スポーツマン体型だったので、余分な脂肪を纏っている
僕に抜かれたのがショックだったのだろうか?
まぁ、バイクはペダリングの効率性ですよね。

55kmを過ぎた辺りはチャートでは下り基調。
しかし、ところどころ出てくる登りでFELT乗りに抜かされた。
この選手もリレー!
リレー選手の青いゼッケンは4人は抜かしていたので、
8位スタートとして、4位くらいと予想。
ここで抜かされると表彰台の可能性が無くなるので、
落ち着いて抜かすことを考える。
登りで一時的に詰めるのではなく、得意な平坦と
下りで詰めて、離す作戦。

作戦通りにじわりと差を広げて、結局、抜かされずに済んだ!

練習不足とはいえ、目標タイムは75kmで2時間30分を
切りたいと思ったいたが、厳しくなってきたので、'09年の
ベスト2:39:09切り狙いに目標変更。
終盤なので、踏ん張ろうと思うが、力が出ず、若干、膝周りが攣り
気味だったので、ケイデンス重視+引き脚を継続。


平土野役場前の登りでは、今年もロッキーのテーマ曲が
かかっていて、ここで最後の、ひとふん張り。
毎年のホースでの散水は残念ながらなかった。

もう少し、残り少しと言い聞かせて、気持ちを続かせる。
岡前小学校で坂は終わりだが、5kmほど残っているので、
力まずに残っている力を使い切る。

ほぼベストタイムでゴール!
ランへ襷(センサー)をつないだ。

コース上で抜いたのは4人と思っていたが、実際には
7人抜いて、Split6位。バイクは4位。
完走チーム数は54チーム、出走は60チームだったので、
レースまでの状態を考えれば、上出来か。

以前は、ゴール後に達成感の雄叫びやポーズを取っていたが、
今回は、そんな余力なし。

右足裏が痛くて、歩けないほどの痛みを感じた。
ツボを調べたら肝臓あたり。
よっぽど疲れが溜まっていたのだろうな。こんな経験は初めて。


ボランティアの冷タオルマッサージで疲れを癒した後は、
おにぎりと、大好きなパパイヤ漬けで腹ごしらえ。

暑い島で 暑い応援を受け ベストの走りができました。

来年も徳之島へGO!

島の大会関係者、ボランティアの皆さん、応援してくださった皆さん、
最高の大会をいつもありがとうございます!

結果
順位 リレー8位、バイク4位/54チーム完走中(60チーム出走中)。

走行データ
Time2:39:56(公式、トランジットを含む)
Time 2:38:24(実走時間。メーターのデータ)
Dst 75.33km
Mx 64.5km/h
Ave 28.5km/h

iBikeデータ
Selection Stats
2011/07/03 7:30
Distance 74.77 km
Riding Time 2:36:10
Cals Burned 1257 kcal

Avg Max
Power 140.3 673 W
Speed 28.7 65 km/h
Wind 20.9 61 km/h
Caden 87.4 137 rpm
HR 176.2 188 bpm

Climbing 948 m
Elev 38 to 231 m
Slope -9.5 to 15.9%