札幌国際スキーマラソン参戦記

札幌国際スキーマラソン50km、完走!

出場しているのは、厳しさを克服する心を失わず、克服したいから。
幼い頃から長く暮らした北海道の澄み渡る空と雪原の中を、
空気の流れを感じながら進みたいから。

雪を滑る板の音、カーボン製ストックが雪に刺さって、
周りに響く音が、自分をニュートラルにしてくれる。

そんな思いで、今年で4回目の出場。

海外出張、トレーニング不足で、体重Maxの状態で参戦(汗)。
ベストは初出場の'07年の6:00だが、その年は、年明け
からバイクで600km走っていたし、XC Skiにも参戦するなど、
ある程度準備ができていた。

山口に越してきてからは、練習無しで、この大会が
年に1度の”ぶっつけ本番”になってしまった。
なので、今回は去年の記録(6:56)を上回り、かつ
2回目('08年)の成績(6:33)近くを狙っていた。

足切り地点の31km地点の白旗山競技場には3:50時点で到着。
足切り時間を早く勘違いして、文字通り死に物狂いで滑った
ベスト('07年)の3:30からは遅れてしまった。

一番、辛くなる40km付近では、前半は抑えていたので、
昨年のような強烈な脚の痛み、疲れはなし。

体重移動で進むエコな走りを心掛けて、残り約7kmの最後の補給地点。
ここまで来たら、残りを惜しむ感じで滑り、スピードもアップする。

途中、トイレ、写真を撮って10分ちょっとロスしたので、6:50でゴール!
昨年、初めて着たウェアの痛みで大失速したタイムとは6分差で残念。

まぁ、レース前の忙しさと1年振りの、ぶっつけ本番で
50kmを走ったことを考えれば、上出来か?

ゴール後は豚汁を食べながら、後半、一緒に
走っていた63歳の方と健闘を讃えあった。
話の途中で気付いたが、去年も話した方だった。

また来年も走りましょう!





日ハムの本拠地でもある札幌ドームで受付



スタートは2つのグループに分かれるウェーブスタート



補給所で撮ってもらったショット。10km頃かな?



補給所にて。越冬軍の野営っぽい?もともと北欧の
将校が伝えたスキーの色彩が残っているか?
スポーツドリンク(温、冷)、みかん、バナナ、ジャム入り
サンドイッチ、シュークリーム、カップ入りお粥が出てくる。
お腹が空いていなくても、ハンガーノックにならない様に、
食べることも大切。



雪吹雪の後に顔を出した太陽と雪原。幻想的だ。



自衛隊の雪上車が見守ってくれる。
43km付近?ここまで来たら、名残惜しく滑るのみ。



ゴール!オリンピックのメダリストを真似て、
メダルをかじってみた。