第13回サイクルマラソン阿蘇望レポ

同じ日にオートポリス3時間耐久レースの開催だったが、
"総天然色・超大作"な絶景を走る楽しみを味わいながら
走りたかったので、センチュリーライドの第13回サイクルマラソン阿蘇望に初参加!
一昨年は豪雨、昨年は口蹄疫で、念願の参加だった方が多かったよう。

開会式場のアスペクタ。既に日差しが強い!

参加したのは長い方のAコースで、4つの峠(阿蘇山頂・
箱石峠地蔵峠・俵山峠)を駆け巡る120kmのコース。

これまで参加したセンチュリーライドでは、辛いと思った
ことは無かったのだが、今回はさすがに疲れました。

そりゃそうだ、プロレースの基準(標高差)で走行データを
見ると、1級山岳が1本(阿蘇山頂へ)、2級山岳2本(箱石峠
地蔵峠)、3級山岳1本(俵山峠)という、なかなかのコース!

1本目 阿蘇山頂へ(標高差733m、最大斜度11.4%)1級山岳
2本目 箱石峠(標高差349m、最大斜度13.3%) 2級山岳
3本目 地蔵峠(標高差593m、最大斜度15.0%) 2級山岳
4本目 俵山峠(標高差480m、最大斜度13.5%) 3級山岳

Wikipediaより山岳の定義

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超級:標高差1000〜1500m以上
1級:標高差600〜800m以上
2級:標高差400m以上
3級:標高差150〜200m以上
4級:それ以下。主催者の判断に委ねられる。

勾配は、平均で4〜5%以上、最大で6.5%以上あることが多い。
ツール・ド・フランスでは、コース中最も厳しい勾配でも10%前後であるが、
ジロ・デ・イタリアでは22%(2007年第17ステージ・モンテ・ゾンコラン)、
ブエルタ・ア・エスパーニャでは23%(2008年第13ステージ・アングリル高地
:Alto de l'angliru)といった、“激坂”とも呼ばれる厳しい勾配が登場することがある。

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そりゃ、疲れるわけだ!

前半は登るにつれて見下ろす景色、登りでの緑と道のコントラストに感心し、
写真を撮りながら走る。いつもはセンチュリーライドといえ、マジ走りすることが
多いのだが、景色を楽しまないのは勿体無いので、今回はデジカメをポケットに忍ばせて
ところどころ撮影。振り返って、家で見ると改めて絶景を楽しめました。

とは言いつつ、撮影でタイムをロスしすぎるのは良くないので、
撮影機会を減らして心に景色を焼き付けます。

9時30分少し前にスタートして3時間41分経った13時10分頃に
アスペクタ(熊本県野外劇場)に到着。

2つ峠では、そんなにへばった感じが無かったのだが、
アスペクタまでの最後の登りが脚にキます。
昼食は、おにぎり、ダンゴ汁に冷やしトマトと、疲れた体を癒すには最高の食事です!
ボランティアのお母さん方の手作りが嬉しい味です。

ひと息ついての食事後の再出発は、かえって負担を感じるようで、
前半と打って変わって体が動きません。

こりゃ、タイムを狙うどころじゃない...
前半で補給食を摂る間隔(エイド以外に持参のジェルなど)が少なかったか?

極めて遅いスピードで登りますが、いつまで経っても下りにならない。
まさか、あの山頂を越えるのか?と思った、その山頂を越えて、
結局、10km少しを登ったのであった。

その峠は地蔵峠。地蔵じゃなくて地獄峠でしょ?といった趣でした。
山頂を越えると、他の参加者が写真を撮っていたのにつられて、
自分も撮影。でも、坂から速く開放されたいので、1枚撮って
下りは突入したのであった。「登りなんかキライだぁ〜」。

ご褒美の様な20kmの下りを越えると風力発電の風車が近づいてきた。
会場に向かうときに、イイ景色だなと思っていた辺りだ。
適度に近づけるコースだといいなと思っていたら、またもや山頂へ到達です。
アサヒビールのマークが風車についているので、何故?と思ったのだが、
調べてみると、Asahiビー​ルが20%の株式を持つ「阿蘇にしはらウィンドファーム​」の風車だった。
http://www.jpower.co.jp/wi​nd/win00800.html
近くにはパラグライダーの練習場もあり、風が豊富な場所ということだろう。

このころには、力が湧き出ず、一番軽いギア(Fr50-Rr25)で廻し続ける状態。
速くゴールして、ジュース飲んで温泉行くことばかり考えてました。

俵山峠の下りでは、ツール・ド・フランスのコースであるかのような絶景を
見ながらコースを下り、最後の登り坂へ。淡々、淡々とペダルを廻してゴール!

9:30頃にスタートして17:00前に戻る7時間27分の旅でした。
実走時間は6時間35分だったから、1時間あまり走っていなかったことになる。
やはり写真撮影の時間が意外に多いのだろうな。

帰りは南阿蘇高原鉄道の駅舎(阿蘇下田城ふれあい温泉駅)にある温泉で、一休み。
地元のじいちゃん、ばあちゃんが集う地元密着の温泉でした。

帰りはSAで休憩をしながら帰路へ。
結局、0時過ぎに到着したのでした。
さすがに30代後半になると、体力回復が遅くなる。
課題は疲労を残さない、早く回復することだな。

一度出た人は、そのキツさに出ない人もいるときいたのだが、自分は来年は出るのかなぁ〜?


途中で撮った絶景写真!

阿蘇山頂への登り(序盤)
1級山岳のはじまりです!
序盤から、こんな高低差
日本版、悪魔おじさんも(笑)

阿蘇山頂への登り
延々と続く登り

自分も登る!

阿蘇山頂から下り
9年前にクルマで来た、ここに自転車で来るとは!
阿蘇山頂にて
「君達〜、何してるの〜?モゥ〜」

昼食

美味しいボランティアさん手作りの昼食!おにぎり、だんご汁、トマト!

俵山峠
俵山峠前の珍しいX橋
俵山峠の風力発電風車たち

ゴール後
阿蘇下田城ふれあい温泉駅。ここで疲れた体を癒した。
風呂から上がると、下り坂の天気。ゴール後でよかった。