ツール・ド・北海道市民レース(Stage3:札幌モエレ沼公園クリテリウム)

前日の消化不良で溜まったパワーを発散させたい最終日Stage3。
毎年恒例の札幌はモエレ沼公園でのクリテリウム

イサム・ノグチが設計したエキゾチックな公園を走れる、
年に1度の貴重な機会。

2日とも雨だったので、最終日くらいは降らないでほしい。
そして、落車に巻き込まれませんように。

例年なら、プロもクリテリウムなのだが、タイム差が付きずらく、
盛り上がりが単調になるためか、今年は個人TT。

個人的には、すごいスピードで走るプロの車列を
観るのが楽しみだったのだが。

距離は1周2.75kmを13周の計36km。
コースは前半の直角コーナーから後半の緩いカーブで構成されている。
例年、前半が向かい風。後半は追い風なので、集団での位置取り、
ローテーションに風の向きも考慮して走っている。

'09年まではトップに周回遅れにされた時点でリタイアとされていたが、
年々上がるレベルと、広がるタイム差のためか、'10年から周回遅れでも
完走扱いとなった。

とは言いつつ、トップと同一周回での完走としたいところ。

スタートが2:40分なので、2:10分頃に待機場所に行ったが、
既に27台のバイクが置かれていた。

上級者クラスは40人ちょっとなので、場所取りの時点で負けてしまった。
レース後に聞いたが、前方だと先頭集団で10番手くらいにはいられたとのこと。
来年は、もっと速く場所取りをしないと。

New Machineの新ポジションと剛性なら、集団が落ち着いて、
いい位置にいれば同一周回ゴールができると予想。

スタートの号砲が鳴り、直線で一気に加速!
そして直角右ターン。

年毎に危うい動きが多くなるクリテリウムだし、2日連続で
落車に遭いたくないので、左アウトの位置取り。

しっかし、また前方で落車!

2人前の選手が前方との接触を避けるために極端(20〜30cmくらい)
に左に膨らみ、1人前の選手が前輪をハスられ、左の芝生へ落車。

とんだ厄介だ。お気の毒に。自分も巻き添えをくらわなくてよかった。

しかし、急激に進路を変える、減速する、フラフラ走るなど、
選手人口の増加の一方、危うい動きをする選手が増えたので、
ここ数年、ムダに気を遣うことが増えてます。

中には集団走行をしないで、大レースに出る人がいるので、驚き。

一人でコケて、一人で事故るなら勝手だが、落車は周囲の人を巻込むし、
自転車は死傷者が出るスポーツだということを忘れないで欲しい。

さて、上手く落車を避けてからは集団が落ち着くまで、
リスク回避の為、アウト側を走行。

トイレ前の登りにまでの段差とコーナーでのラインに注意して、
ケイデンスを上げながら走る。

TREK Madone5.2Proのフラットな衝撃吸収に比べると、路面からの
衝撃が若干強いが、ヘッド廻りの剛性のおかげで推進力が良いSuper6。

集団に付いていくのは苦ではない。
途中、加速若しくは高速状態ではサドルの前方でペダリング
する方が、40km/hを超える速度を維持し易いと気付いた。

'07シーズンまではサドル前方でペダリングしていたが、
'08年のフィッティングでサドルと若干低く、後方にし、ステムを
伸ばすようになってから、巡航では太ももを使いすぎなくなったのだが、
加速、高速巡航で、ムリに後ろ乗りするようになったため、集団のアタック、
クリテリウムは苦手になっていた。

やはり、結果を出すポジションはカラダが知っているということか。
フィッティングの結果は絶対ではなく、場合によって修正して良いだろう。

廻すうちに自分は第3集団あたりと気付いた。人数は10人くらい。

前方100mに20名ほどの集団がいる。
START/GOALのストレートでは、集団が近づいてきて捉えられそうな雰囲気。
集団の他の選手が、もう少し、追いつこうと声をかけてくる。

しかし、追い風区間では、じりじり離されて、結局、追いつけなかった。
9周目?には前職の後輩K君をラップ。「列車に乗れ!」と合図。
ホームストレート後半まで付いていたらしい。

心拍数は170台後半を維持している。

このままのペースで、完走したいと思ってると、もう11周目。
しかし、12周目にトップにラップされる。

先導車からのラップの合図か来て、時間が空いた後、2人の選手が
野球場を過ぎたあたりでラップしていった。
やはり鹿児島のM選手か。逃げが決まっている。

トップ集団は?と思っていたが、結局、追いつかれず、GOAL地点が近づいてきた。
ラップされたので、12周目が自動的に最終周回となる。

気付いた集団はスプリントを始める。
それまで協力してきた選手とは200mほどの真剣勝負。

ラップされたが、現時点での実力では、いい走りができた。

ゴール後、同じ集団の選手と健闘を称え合う。
「いい牽きしてくれたね」と言われたので、おんぶにだっこにならず良かったか。

途中、集団のローテーションが不規則になって、ちゃんと牽けよと
言ってた選手がいた。自分に言ってたのか、他の選手にか、つぶやきか分からないが、
順々にローテではなく、後方から一気にローテする選手もいたので、しょうがないだろう。

ゴール後、元同じ会社にいたことになるMさんにも牽きを感謝されスタート地点へ戻る。
レースで知り合った選手と来年の健闘を誓い、家路についた。

走行データ
タイム 0:48:38.69
走行距離32.02km(36kmだが、ラップされ、-1周)
平均速度39.5km/h  最高速度51.7km/h 
平均心拍数175bpm  最大心拍数187bpm
平均ケイデンス 93rpm

リザルト(Stage3)
※上級者と総合Aの公式タイムの基準は異なるようだ。
上級者 30位/47人中 13周できたのは6人のみ。
    Time 0:48:37(Topから1周+0:00:28)
総合A 30位/103人中
    Time 0:55:29(Topから+0:07:30)

リザルト(Stage1〜Stage3)※3日間の合計
総合A 67位/108人中 Time 4:07:32.74(Topから+0:26:39.17)

これまでの順位と比較すると、良いか。
参加者は年々、着実に増加してますね〜。

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2007 45位/ 53人中 Time: 2:48:41.786 From TOP 0:34:30.134
2008 44位/ 65人中 Time: 3:44:39.93 From TOP 0:23:44.57
2009 55位/ 88人中 Time: 3:18:08.91 From TOP 0:28:37.79
2010 88位/105人中 Time: 3:55:42.87 From TOP 0:35:42.90

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来年の目標
Stage1 クラス10番以内。総合30番以内
Stage2 もちろん完走。集団ゴール。
Stage3 トップと同一周回完走。

さて、減量から着実に始めよう。